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シャープがARM+Ubuntu搭載の新モバイル端末を発表 – NetWalker


先日「[p2p type=id value=66/]」で書いた通り、妥協を重ねてS21HTとN810(or LOOX U)でモバイルライフを送っているわけですが、本日気になるニュースを聞きつけました。

シャープからNetWalkerなるMIDが発表されました。

親指タイプのキーボード,ARM,Linux(Ubuntu),クラムシェル…。

一瞬ばかり「キター」とか思ってしまったのですがそれも束の間。

コンセプト的にはLinux Zaurusの後継のようにも受けとれますが、サイズが少々大きいことと、Bluetoothを内蔵してないことでとりあえず様子見ということにしようと思います。

筆者の用途だと、現在所有しているLOOX Uとかなりかぶりますが、立ったままでEmacsが使えるレベルであれば購入してみたいところではあります。お金に余裕があればorz。

C1000とN810(キーボードを引き出した状態)

SL-C1000からNokia N810にメインモバイルを交代


Linux Zaurus (SL-Cシリーズ)は非常によくできたモバイルマシンだと思います。モバイルマシンの評価基準は人によって千差万別でしょうから、客観的な評価は難しいと思いますが、少なくとも筆者にとってLinux Zaurusの利点(モバイルマシンに求める事)とは以下のようになります。

  1. Linuxベースであること:筆者の場合、一般に流通しているソフトでは満たせない要件(複数プラットフォームでのファイル同期など)を抱えているため、いろいろと自分でスクリプトなどを作成して便利にしていける環境が不可欠です。この点でPalmやWindows Mobileは除外されます。Windowsでも悪くはないのですが、以下の要件を満たすハードウェアは当時存在しませんでした。
  2. キーボードが打ちやすいこと:プログラムや仕様書の作成を行うことがメインの目的なので、テキスト入力が利用シーンの8割以上となりますので、キーボードの出来は重要です。
  3. クラムシェルであること:電車での利用が多いので、作業中でもとっさに移動する必要があります。そのため、動作中のプログラムをそのままにしてカバンにしまうためにはクラムシェル型であるほうが都合が良いのです。
  4. 手頃なサイズであること (300g程度):とにかく常時持ち歩くのでカバンの中で邪魔にならないこと、ちょっとしたときにポケットに何とか突っ込めるサイズであることが重要です。
  5. すぐに起動できること:とにかく使用する時間が限られているので、作業中の状態を保持したまま瞬時にスリープできて、瞬時に作業を再開できることは必要不可欠です。

2006年の夏に3万円で購入して以来、そんな要件を満たしてくれたZaurusですが、Webサービスの進化や、Ruby(on Rails)の作業が増えてきたことから、性能的に運用が難しくなり、2008年の10月ごろから代替機の模索を続けていました。

新しい端末に求める要件は、以下のようになります。

  1. 一通りのWeb閲覧が可能であること、Flashは必須ではないがJavascriptにはある程度対応していること
  2. 何らかの通信機器を内臓していること。Zaurusの場合、CFカードを使用して通信を行うため、なにかと不便でした。
  3. ネットワークを使用してもバッテリーが2時間程度は持つこと。Zaurusで無線LANを使用すると、すごい勢いでバッテリーを食いつぶすため、手動で接続・切断をしなければならず、面倒でした。
  4. Emacs+ブラウザでメモリ不足にならないこと。

WilcomのD4には期待していたのですが、ネットでの評判を見る限り、手を出すべきではないと判断しました。結局、起動時間について妥協してLOOX U(B50N: 悪名高いVistaモデル)を購入してみたのですが、電車の中で立ったままプログラムを打つことはできませんでした。座った状態でも、膝の上に置くと画面が遠くなるため、小さくて解像度の高いLOOX Uはあまり使い勝手が良くありません。

駅のホームや待合室で足を組んだ状態で、膝の上に載せた場合は割といい感じです。喫茶店の狭いテーブルでも邪魔になりません。が、それは時間に余裕がある状況だけの話です。あくまで筆者の主な利用シーンは通勤電車で立った状態と歩きながらの利用なのです。

もんもんとした日々を過ごしているうちにNokiaのN810のレビュー記事を眺めながら、「もしかして使えるかも」という思いが頭をよぎりました。既に購入された方のブログなどを参考にしてsparcoで購入する事にしました。初めての個人輸入です。

2009年4月ごろの購入なのですが、価格は送料込みで$261、日本円にして26,000円程度でした。安い!

N810をざっと使ってみたところ、次のような感想を持ちました。

  1. バッテリーの持ちが非常に良い。自宅無線LANでサーバーと接続を保った状態で1〜2日スリープしていたことがありました。N810には電源OFFのような概念がないようで、基本的にずっと動き続けています。この点は携帯電話のようなイメージです。無線LANの通信を伴って頻繁にアクティブな状態であっても8時間程度バッテリーが持ちました。
  2. キーボードが硬い、スライド式キーボードという構造のため、おそらく外でキーボードを引き出したまま取り回しているときに、誤作動を防止する目的ではないか思いますが、しっかり押さないとキーが反応しません。正直疲れます。
  3. キーボードに数字キーが無い、やはりスライド式の弱点でしょうか、キーボードの奥行きが多くとれないため、4列のキー配列となっていますが、数字キーはFnキーと同時押しする必要があります。数字の入力が多い筆者の場合は、かなりストレスを感じます。
  4. イー・モバイルのS21HTとBluetoothを介したBT-PANによる接続は非常に安定しており、快適です。地下鉄で電波が切れ切れの状態でも、電波が届くエリアに入ると問題なくネットにアクセスできる状態が維持できます。

OS2008の使い勝手は良好で、おもしろい端末なのですが、スライド式キーボードであることと、キー入力のストレスのため、結局メインモバイルの座は引き継げず、現在はメインモバイル不在の状態となっています。Zaurusの外観で、内臓デバイスとOSがN810のスペックだったら私にとって最高のモバイル機となっていたことでしょう。

そんなわけで、筆者の現在の持ち出しデバイスは以下のようになっています。

  1. S21HT: Bluetoothモデム(BT-PAN)、2chビューア、RSSリーダ、電話用。
  2. N810: リモート接続によるサーバー保守、外出先で思い立ったプログラム修正用。ほとんどemacs上で作業。
  3. たまにLOOX U B50N(ubuntuインストール済み): 空き時間が多くなることが予想される場合に持ち出す。Web閲覧、文書作成、プログラム修正・テスト用。